【超音波吸引法】ってどんなワキガ治療?子供に受けさせても大丈夫?

 

ワキガ症の最先端の治療方法として注目を集めている「超音波吸引法」

 

いろいろ調べているうちに、この名前を何度か目にした、という方も多いのではないでしょうか?

 

お子さんがワキガ体質に悩んでいても、できるだけ体に負担の小さい治療を受けさせてあげたいですよね?

 

確かに「超音波吸引法」はワキガ手術の中でも、傷が小さく、日帰りでもできる治療法として注目を集めています。

 

でも実際のところはどうなのでしょうか?

 

そこで、

 

「超音波吸引法とはどんな治療法なのか?」

「費用はどれくらいかかるのか?」

「副作用や後遺症は無いのか?」

「子供がやっても大丈夫なの?」

 

などなど、超音波吸引法の気になることをご紹介しますね。

 

超音波吸引法ってどんな治療なの?

 

 

そもそもワキガ臭とは、アポクリン腺から出る汗が皮脂とまざり、それが悪玉菌(臭い菌)によって分解されて悪臭を放つことなんですよね。

 

 

簡単に言いますと、超音波吸引法は、超音波によって汗腺の組織を破壊し、さらに吸引して除去することによって臭いを防ぐ治療法なのです。

 

臭いの元となるアポクリン腺やエクリン腺などの汗腺は、皮膚の下約2~3mmの層に集中していると言われています。

 

「超音波吸引法」では下のような超音波を発する吸引機で組織を破壊し、臭いのもととなる汗腺を吸引します。

 

 

切開する部分も腋の下の目立たないところに2㎜~4㎜くらいで済みますので、他の治療に比べたら傷跡はかなり小さいと言えます。

 

超音波吸引法はよく「皮下組織吸引法」と比べられますが、超音波で汗腺を破壊して行うので、より効果は高いと言われています。

 

超音波吸引法は汗腺を破壊するので、一度施術すると、ほとんど永久的にニオイの元である汗を防いでくれると考えられているんです。

 

ちなみに超音波吸引法は汗腺を破壊する治療ですので、ワキガの方だけでなく、多汗症の方の治療にも使われます。

 

 

超音波吸引法はどれくらいの効果が期待できる?

 

 

「皮下組織吸引法」は医師の直視下で行われるわけではないので、ワキガ症の臭いを完治することは難しいと言われています。

 

さらに再発の可能性も、他の手術などに比べたら高いと言えます。

 

クリニックなどのホームページを見ましても、

 

「症状としては軽度の多汗症・わきがの方へ向いています」

 

という記述がなされています。

 

 

超音波吸引法に副作用はないの?

 

超音波吸引法は切開での治療になるため、副作用が起こることがあります。

 

ちなみに一般に超音波吸引法の副作用としましては、

 

腫れ・内出血・感染症・アナフィラキシーショック・血腫・ケロイド形成

 

が起こることがあると言われています。

 

 

超音波吸引法の施術は1回にどれくらいの時間がかかる?

 

超音波吸引法 時間

 

施術にかかる時間をお伝えする前に、まずは超音波吸引法の治療の流れをご紹介しますね。

 

1、照射部位と麻酔位置のマーキング(10分ほど)

2、麻酔(待ち時間を含めて15分ほど)

3、超音波による破壊と吸引(脇の場合は片方20分ほど)

4、治療部位をガーゼで圧迫(15分ほど)

 

超音波吸引法治療はこのような流れで進んでいきます。

 

次の工程への待ち時間を考えても、全体で2時間以内には終わる施術ということができますね。

 

 

痛みはないの?

 

超音波吸引法

 

超音波吸引法での治療の前には麻酔注射を行いますので、術中の痛みはあまりないと言われています。

 

でも吸引機を差し込んで、組織を破壊し、それを吸引しているわけですから、術後にはととうぜん痛みがあります。

 

さらに術後のダメージから普段の状態まで戻るための期間を示すダウンタイムも1週間以上は見る必要があります。

 

止血用に固定したガーゼも1~2日ほどはつけたままで、抜糸は約10日後です。

 

 

保険の適応はあるの?料金はいくらくらいかかる?

 

超音波吸引法での治療は、クリニックによっては保健適応の治療が受けられます

 

料金は調べてみましたところ、クリニックによってまちまちのようです。

 

でも保健適応のクリニックですとだいたい5万円~8万円が相場のようですね。

 

 

超音波吸引法は何歳くらいから受けられるの?

 

超音波吸引法 子供

 

超音波吸引法は、メスを入れる手術の中でも傷が小さくて済むので、比較的お子さんの体にも負担が少ないと言えますね。

 

いくつかのクリニックの情報からすると、中学生くらい、つまり13歳くらいから受けることができるようですよ。

 

でもこれはうちの病院の皮膚科の医師の話ですが、成長の中途段階の子供の汗腺を破壊しても、また汗腺自体が成長することもあるそうです。

 

私の場合、娘が中学1年生でワキガを発症しまして、それからいろいろと体臭の悩みを解消する方法を調べていました。

 

その時にもちろんこの「超音波吸引法治療」もとことん調べました。

 

でも、

 

・症例数がまだまだ少ないこと

・直視下ではないぶん、再発が多いこと

・子供の体には負担が大きいこと

 

これらを理由に保留することにしましたよ。

 

 

超音波吸引法治療のまとめ

 

 

では最後に「超音波吸引法治療」のメリットとデメリットをまとめてみますね。

 

超音波吸引法治療のメリット

 

・傷が小さく済む

・保健適応のクリニックが多い

・治療の時間が2時間ほどで、日帰りでできる

 

超音波吸引法治療のデメリット

 

・直視下ではないので再発のリスクが高い

・痛みや腫れが1週間以上続くこともある

・効果は薄いのに肌を切開しなくてはいけない

 

超音波吸引法は、確かに傷が小さいワキガ治療なのでお子さんでも受けさせやすい治療法ではあります。

 

でもまだ確立しきれていない治療なのかな、という印象が強いですね。

 

それに効果もそれほど高くないので、わざわざやるほどの治療とは思えません。

 

ですから選ぶ際には慎重になって、できるだけたくさんのことを調べていただきたいと思います。

 

それにやっぱり小さいとは言えメスを入れますので子供の体に受けさせるには、ややリスクや負担が高い方の治療法だと思います。

 

それに皮下組織を破壊して吸引するので、それなりに痛みもありますし、治癒までには時間がかかります。

 

体臭やワキガ臭は、ボディソープやデオドラントクリームなどでもかなり改善することができますよ。

 

うちの皮膚科の医師も、ほとんどの場合、セルフケアで十分に体臭やワキガ臭は抑えることができるとして、あまり手術などを勧めることはありません。

 

まずは自宅でできる臭いケアなどを試してみて、それでもだめなら病院やクリニックでの治療を考える、というステップを看護師の立場からもお勧めします。

 

こちらに、自宅でできる臭いケアの方法をまとめてみましたので、ぜひご覧になってみてくださいね。

 

≫≫子供が臭い!もしかしてワキガ?できる臭い対策を6つご紹介します

 

お肌の弱いお子さんだからこそ、できるだけお肌に優しい方法を選んであげたいですよね。

 

あなたのお子さんの体臭の悩みが、できるだけ早く解消されることを祈っています。

 

 

 

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