剪除法(せんじょほう)・皮弁法ってどんなワキガ治療?子供が受けてもいいの?

 

ワキガの治療法(手術)の中で、最も効果が高いと言われている「剪除法(せんじょほう)・皮弁法」。

 

先に言っておきますと、この「剪除法(せんじょほう)・皮弁法」は、お子さんに施しているクリニックや病院は少ないと言えます。

 

効果は高いのですが、それくらい体への負担が大きい手術だということなんですね。

 

ではこの「剪除法(せんじょほう)・皮弁法」はどんな手術なのか、メリットとデメリットをご紹介します。

 

剪除法(せんじょほう)・皮弁法ってどんな手術?

 

 

「剪除法(せんじょほう)・皮弁法」は唯一、保険適用が認められているワキガ手術です。

 

もそもワキガとは、アポクリン汗腺から出る汗が皮脂とまざり、それが悪玉菌(臭い菌)によって分解されて悪臭を放つことなんですよね。

 

 

剪除法・皮弁法では腋の下をメスで切開し、その皮膚を裏返して医師が目視によってアポクリン汗腺を1本ずつハサミで切り離していく方法です。

 

重度のワキガの場合によく使われる術式ですね。

 

もっとも効果が高い分、傷跡もかなりしっかりと残ります

(※画像的にはかなりインパクトの強いものになりますが、見てみたい方はYahoo!やGoogleで「剪除法」の画像検索をしてみてください)

 

ダウンタイムも長く、1週間以上はお風呂や生活に支障が出ますし、通院も必要です。

 

さらに医師の経験や技量で結果に差が出やすいので、もし行う場合は病院選びが重要です。

 

でも数あるワキガ手術の中では、医師の直視で行われるため、最も効果が高い治療法と言えます。

 

ただし、お子さんにこの剪除法を行う病院やクリニックは少ないようですね。

 

成長段階にあるお子さんの肌に大きな傷が残ると「引きつれ」を起こしたり、汗腺が復活してしまうことがあるからなんです。

 

私も手術室でもうかなり長く働いていますが、小学生や中学生にこの「剪除法(せんじょほう)・皮弁法」を用いた手術はまだ見たことがありません。

 

 

痛みはないの?

 

剪除法・皮弁法

 

痛みはもちろんありますが、治療の前には麻酔注射を行いますので、術中の痛みはほとんどありません。

 

術後は、手術した部分の内出血を予防するためにワキを圧迫固定します。

 

そして術後4〜5日で包帯を外すことができ、術後約2週間で抜糸を行います。

 

手術の当日は、出来るだけ安静を保ち、ワキに負担がかからないようにする必要がありますよ。

 

皮膚を大きく切開しますので、入院する場合もあります。

 

 

剪除法・皮弁法に副作用はないの?

 

 

剪除法・皮弁法は切開での治療になるため、副作用が起こることがあります。

 

ちなみに一般的な剪除法・皮弁法の副作用としましては、

 

腫れ・内出血・感染症・アナフィラキシーショック・血腫・ケロイド形成・色素沈着

 

などの副作用が確認されているようです。

 

いろんな口コミを見てみますと、赤みや傷跡が完全に見えなくなるのに3ヵ月~半年ほど見ておく必要があります。

 

そして大抵の場合、傷跡が残ります。

 

 

再発のリスクはどれくらいあるの?

 

剪除法・皮弁法 副作用

 

先ほどもお話しましたが、剪除法・皮弁法は医師の直視下で行われるので、最も効果の高いワキガ治療です。

 

ほとんどの場合、確実に臭いは無くなりますし、再発のリスクはほとんどないと言えます。

 

でもうちの病院の医師によりますと、ワキの汗腺を除去して臭いを取り除いても、他の部分からの臭いが強くなることもあるようです。

 

≫≫うちの娘がワキガを克服したデオドラントアイテムの感想

 

 

剪除法・皮弁法治療の費用はどれくらいかかる?

 

剪除法・皮弁法はワキガ手術の中で唯一、保険適用となります。

 

そしてそのお値段はクリニックや施設によって異なりますが、私が調べた中では両脇で4万円~5万円くらいですね。

 

切開の幅が大きいことと、傷が残るリスクを我慢できれば、剪除法・皮弁法は最も値段が安く、最も効果の高いワキガ手術と言えますね。

 

 

剪除法・皮弁法は何歳くらいから受けられるの?

 

剪除法・皮弁法 子供

 

いくつかのクリニックの情報からすると、中には中学生くらいから手術を行っているクリニックがあるようです。

 

でもそれはなかなか稀で、ほとんどのクリニックや病院は高校生以上を対象にしているようですよ。

 

でもこれはうちの病院の皮膚科の医師の話ですが、成長途中の子供の汗腺を切除しても、また汗腺が成長してしまうこともあるそうです。

 

また、成長しきっていない体で大きく切開すると、体が成長した時に傷跡が「引きつれ」を起こしてしまう場合があるんですね。

 

ですからうちの病院では、お子さんへは剪除法・皮弁法の治療はオススメしていません。

 

もし、いろいろ試してもダメだった、という方でも、ミラドライなどもっとお子さんの体に負担の少ない治療方法を選んだ方がいいかもしれませんね。

 

 

剪除法・皮弁法治療のまとめ

 

 

では最後に「剪除法・皮弁法治療」のメリットとデメリットをまとめてみますね。

 

剪除法・皮弁法治療のメリット

 

・保険適用治療なので治療費が安い

・医師の直視で行うので効果が高い

 

剪除法・皮弁法治療のデメリット

 

・痛みや腫れが2週間以上続くこともある

・術後はワキを固定するので生活に支障がある

・大きな傷跡が残る

 

剪除法・皮弁法は効果は高いのですが、お子さんが受けるには、なかなか体への負担が大きいと言えますね。

 

ですから治療法を選ぶ際には慎重になって、できるだけたくさんのことを調べてあげてくださいね。

 

うちの病院では、お子さんのワキガには、ボディソープやデオドラントクリームなどで改善することをオススメしています。

 

まずは自宅でできる臭いケアなどを試してみてください。

 

そしてそれでも効果が無ければ病院やクリニックでの治療を選択する、というステップを看護師の立場からもおすすめします。

 

こちらに、自宅でできる臭いケアの方法をまとめてみましたので、ぜひご覧になってみてくださいね。

 

≫≫子供が臭い!もしかしてワキガ?できる臭い対策を6つご紹介します

 

うちの娘は、中学1年生のころ、ワキガの臭いでいじめに遭っていました。

 

もしあなたのお子さんが同じような悩みを抱えているなら、できるだけ早く解決してあげてくださいね。

 

 

関連記事
トラックバック 1
トラックバックURL